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インドネシア石油化学会社CAPプラント向け遠心圧縮機遠隔試運転指導サービスを受注

オンタイムでの熟練者の指導により、ウィズコロナ・アフターコロナ時代の遠隔教育ニーズに対応

株式会社日立インダストリアルプロダクツは、インドネシア共和国(以下、インドネシア)において、インドネシア最大の石油化学会社チャンドラアスリ・ペトロケミカル(以下、CAP)のインドネシア・ジャワ島西部チレゴンの石化コンプレックス内に新設されるメチルターシャリーブチルエーテル製造設備用に納入した遠心圧縮機の遠隔試運転指導サービスを東洋エンジニアリング株式会社を通じて受注しました。
本サービスの提供はCAP向けが初めてであり、今後はタイ王国、クウェート国、サウジアラビア王国に納入した遠心圧縮機についても順次提供していきます。


「遠隔サポートによる情報の提供」


「オンタイムによる作業の様子」

背景

当社の遠心圧縮機は、ロシア連邦、東南アジア、中東地域をはじめとした海外の石油精製・石油化学プラント向けに納入しており、据付、試運転の際に日本より指導員を派遣してきましたが、新型コロナウイルス感染症拡大により指導員を派遣することが困難な状況となりました。
このような状況のなか遠隔による指導を求めるお客さまの要望に応えるため、これまでの指導内容や方法を見直すことで、遠隔サポートに適したサービスの提供が可能になりました。

取り組み

これまでも据付の初期段階において電子メールを用いた簡易な作業指導は行っておりましたが、試運転については遠隔のオンタイムによる指導は行っておりませんでした。
そのため、当社では経験豊富な指導員、設計者、生産統括部門から担当者を選出し、サービス体制を整えるとともに、お客さまには各々の操作盤、中央制御室からの情報を提供する11台のパソコンとウェアラブルカメラをご用意いただくことでオンタイムでの状況を共有出来る環境を整備することができました。

成果

本サービスの提供により、2020年8月に予定どおり試運転を実施できることとなりました。
今後は指導内容や方法のさらなるブラッシュアップと、デジタル技術を活用した日立独自の遠隔指導サービスの開発をめざしていきます。

当社は今後も新型コロナウイルス感染拡大に伴う、ウィズコロナ・アフターコロナの新常態(ニューノーマル)に対応した新たな取り組みに益々尽力することで、みなさまの期待に応える製品・サービスの提供を通して、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

以上