エネルギーマネジメントや地域電力ネットワーク構築への展開をめざし、カーボンニュートラルの実現に貢献
2024年6月6日
株式会社日立インダストリアルプロダクツ
土浦事業所「Workplace E-Powering」導入予定地
株式会社日立インダストリアルプロダクツ(以下、日立インダストリアルプロダクツ)は、当社土浦事業所(茨城県土浦市)において、2024年7月から、マルチポートEVチャージャ*1を用いた通勤用EV(電気自動車)によるCO2削減モデル「Workplace E-Powering(以下、WEP)*2」の運用を開始します。
具体的には、2023年10月に製品化した大容量・超急速充電マルチポートEVチャージャを当社土浦事業所の駐車場に設置し、勤務時間中にEVの充電を可能にすることで、従業員のEV導入を促し、CO2削減につなげます。さらに今後は、WEPを日立グループ内外へ適用拡大を図るとともに、エネルギーマネジメントから地域電力ネットワークへ展開までの提供をめざしており、カーボンニュートラルの実現に貢献します。
事業所の駐車場に最大80台までの同時接続、20台までの同時充電が可能なマルチポートEVチャージャを設置し、駐車中のEVの充電を行い、Scope3カテゴリー7*3に該当する通勤車両におけるCO2削減を実現します。
また、従業員はEVをリース会社と契約することで、EVをサブスクリプションとしてサービスの提供が受けられ、自宅に充電器がなくてもEVを導入でき、従業員満足度の向上にもつながります。
通勤用EVによるCO2削減モデル「Workplace E-Powering」イメージ図
当社土浦事業所におけるWEP運用開始を起点として、日立グループの各事業所へのWEP設置拡大、さらに蓄積されたノウハウを生かし日立グループ外への展開を図ります。
マルチポートEVチャージャの特長の一つであるV2X*4機能を生かし、ピークカット、ピークシフトといった拠点内エネルギーマネジメントをはじめ、拠点間エネルギーマネジメントの実証を日立グループ間で計画しております。
さらに、EcoAssist*5、EV充電マネジメントといった、日立グループ内のソリューションとも連携し、さまざまな業種において、EV普及に際しての課題を解決する日立グループのプロダクト、OT、ITによるグリーン領域のトータルシームレスソリューション*6の提供により、地域ステークホルダーを含んだ地域電力ネットワークの構築をめざしていきます。
2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラル社会の実現に向けて、2035年までの乗用車新車販売における電動車100%の実現が急がれる中、いまだ国内では充電インフラ整備の遅れに伴う充電渋滞の発生や、EVの具体的なユースケースの検討が進んでおらず普及が遅れています。さらに、事業活動より排出されるCO2のなかでも、Scope3カテゴリー7に該当する通勤車両におけるCO2削減の実現には、充電インフラの拡充と従業員のEV導入が必要となります。
日立グループは「デジタル」「グリーン」「イノベーション」の3つを成長の柱として、グローバルで社会イノベーション事業のさらなる進化と成長をめざします。
日立インダストリアルプロダクツは産業・流通、水インフラ、ヘルスケア、家電・空調システム、計測分析システム、ビルシステムなどの幅広い領域でプロダクトをデジタルでつなぐ「コネクティブインダストリーズ」の中で、プロダクト事業を通じてお客さまの環境価値の向上に貢献します。
詳しくは、日立インダストリアルプロダクツのウェブサイト(https://www.hitachi-ip.co.jp/)をご覧ください。
株式会社日立インダストリアルプロダクツ
営業統括本部 電機システム技術部 [担当:西岡、坊傳、村上]
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