ドライブ製品製造のノウハウと、先進の電動機制御技術を集約し、業界最小クラスのサイズでスマートなオールインワン・パッケージ仕様とした小容量タイプの新モデルを追加しました。
従来機より体積がコンパクトに。
設置スペースの自由度が向上しました。
従来機との寸法比較(6.6kV 730kVA)
インバータ体積が業界最小クラスを達成しました。
高圧インバータの他社比較(6.6kV)
※ 2016年7月現在、日立調べ。
各社570-600kVA機での比較。
これまで培ってきた部品実装技術と冷却設計技術で、オールインワン構成を実現しました。
コンパクト化により、搬入、据え付け、使用、保守において、作業効率を向上させることができます。
オプションのPLCを搭載することで、インターネットに接続可能(Ethernet、無線LAN)になり、さらにPLC※のソフトウェアインターフェイスを開放していますので、インバータをIoTのシステムに組み込むことが可能です。
お客様のニーズに合わせたさらなる高効率タイプもオプション対応しております。
受電変圧器(多重変圧器)の仕組みで、受電側に流出する高調波を抑制します。そのため、電圧、電流波形とも正弦波に近く、電源高調波フィルタが不要です。IEEE-519(2022)はもとより、経済産業省高調波抑制対策ガイドラインもクリアしています。
入力高調波(36パルスの場合)
モータに適した正弦波に、より近い出力波形を実現しています。
既設モータに適しています。
交流出力電圧波形(6kV級)
運転データ、故障時の要因表示、トレースバックデータ採取など豊富なRAS機能で保守を支援します。
※ RAS:Reliability, Availability, Serviceability
「外部初充電方式」を用いた当社の特許技術(P2023028253)により追加設備なく多重変圧器への励磁突入電流を抑制可能です。
多重変圧器容量:1,370kVA 定格一次電流:270Armsの場合
日立独自の制御方式により、主回路を構成する各インバータセルの通電時間・発熱を平均化します。
インバータセルの電力を均一化することで、特定のインバータセルのみが故障しやすくなる事態を回避します。
主回路の電解コンデンサの長寿命設計を行い、メンテナンスコストの低減を図りました。メンテナンスフリーなフィルムコンデンサタイプもあります。
瞬低耐量を要求した規格、SEMI F47をクリアしています。※1そのため、SEMI F47規定範囲内の電圧低下※2に対しては、無停電電源なしに、インバータを停止することなく運転継続が可能です。
各インバータセルの回路構成をシンプルなものとし、部品点数の低減を図りました。
特許取得済みの「外部初充電方式」を採用。(特許第3535477号)
初充電回路は、高圧主電源投入時の突入電流を防止するために、あらかじめインバータ装置内の平滑コンデンサを充電する回路です。
HIVECTOL-HVIシリーズは、主電源とは別に設けられた初充電用電源を用いて、インバータセルのコンデンサを充電し、充電完了後にその回路を切断し、高圧遮断器を投入する「外部初充電方式」を採用しています。
また、一般的な初充電回路では、各インバータセルに初充電用回路が存在しますが、外部初充電方式では、初充電抵抗と多重変圧器の巻線というシンプルな構成のため、信頼性が高くなります。
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