UPSとサーバをオプションのソフトウェアやインタフェースカード等と組み合わせることにより、多様なシステムを構築することができます。また、3種類のソフトウェアを取り揃え、様々な環境に柔軟に対応致します。
スケジュール運転およびオートシャットダウンを行う基本構成
サーバ専用のUPSを設置し、スケジューリングおよび停電時のオートシャットダウンを行います。設定は、サーバにパワーモニターHをインストールし、シリアルインタフェースケーブルをサーバとUPSの間に渡してサーバのモニター画面で行います。
UPSとサーバをシリアルケーブルで接続する場合に適用します。
サーバ専用のUPSを設置し、スケジューリングおよび停電時のオートシャットダウンをこのサーバから行います。設定は、UPSにSNMPカードを挿入し、サーバにパワーモニターHNをインストールしてサーバのモニター画面で行います。
サーバにシリアルポートがない場合等、UPSとサーバをシリアルケーブルで接続せずネットワークせ接続する場合に適用します。
サーバにシリアルポートはありますか? | YES | NO | |
---|---|---|---|
必要なアイテム | UPS本体 | H-77-***□□R (*1) H-55-*** (*1) H-07-*** (*1) |
H-77-***□□S (*1) H-55-*** (*1) H-07-*** (*1) |
ソフトウェア | パワーモニターH | パワーモニターHN | |
インタフェースカード | − | H-UB-ETN (*2) | |
インタフェースケーブル | (パワーモニターHに標準添付) | − |
電源オンオフシーケンスを実行する基本構成
タイミングコントロール機能を使い、サーバシャットダウン開始を起点として、サーバとディスクアレイのそれぞれの電源シャットダウン実行までの時間を設定することができます。
専用の電源制御インタフェースのあるディスクアレイHITACHI AMSシリーズでは、処理終了信号が優先してディスクアレイの計画停止を実行します。
なお電源制御インタフェースの無い一般のディスクアレイはシャットダウンインターバルのみの制御となります。電源立上げ時にも、まずディスクアレイの電源をオンさせた後、サーバの電源をオンさせます。これにより、サーバはディスクアレイの自動確認が行えます。
シャットダウンインターバルの設定は、サーバに搭載したパワーモニターHで行います。
UPS1台にサーバとディスクアレイを接続し、なおかつUPSとサーバをシリアルケーブルで接続する場合に適用します。
タイミングコントロール機能を使い、サーバシャットダウン開始を起点として、サーバとディスクアレイのそれぞれの電源シャットダウン実行までの時間を設定することができます。
専用の電源制御インタフェースのあるディスクアレイHITACHI HUSシリーズでは、処理終了信号が優先してディスクアレイの計画停止を実行します。
なお電源制御インタフェースの無い一般のディスクアレイはシャットダウンインターバルのみの制御となります。電源立上げ時にも、まずディスクアレイの電源をオンさせた後、サーバの電源をオンさせます。これにより、サーバはディスクアレイの自動確認が行えます。
シャットダウンインターバルの設定は、UPSにSNMPカードを挿入し、サーバにパワーモニターHNをインストールして行います。
UPS1台にサーバとディスクアレイを接続し、なおかつサーバにシリアルポートがない場合等、UPSとサーバをシリアルケーブルで接続せずネットワークで接続する場合に適用します。
サーバにシリアルポートはありますか? | YES | NO | ||
---|---|---|---|---|
周辺機器にHitachi HUSシリーズを使用しますか? | YES | NO | 「サーバとディスクアレイに1台のUPSで供給 (2)」を御参照ください。 | |
必要なアイテム | UPS本体 | H-55-*** H-07-*** |
H-77-***□□R (*1) H-55-*** H-07-*** |
|
ソフトウェア | パワーモニターH | パワーモニターH | ||
インタフェースカード | H-55-DFE | − | ||
インタフェースケーブル(シリアル) | (パワーモニターHに標準添付) | (パワーモニターHに標準添付) | ||
インタフェースケーブル (Hitachi AMSシリーズコントロール) |
H-07-CDB-J | − |
サーバにシリアルポートはありますか? | NO | ||
---|---|---|---|
周辺機器にHitachi HUSシリーズを使用しますか? | YES | NO | |
必要なアイテム | UPS本体 | H-55-*** H-07-*** |
H-77-***□□S (*1) H-55-*** H-07-*** |
ソフトウェア | パワーモニターHN | パワーモニターHN | |
インタフェースカード | H-UB-EDE |
H-UB-ETN (*2) | |
インタフェースケーブル(シリアル) | − | − | |
インタフェースケーブル (Hitachi HUSシリーズコントロール) |
H-07-CDB-J | − |
2台のUPSでもシーケンシャル・ディレイ機能によりタイミングコントロールを実現
サーバ用のUPSをマスターとし、ディスクアレイ用のUPSをサブとしてシーケンシャル・ディレイ機能を持ったインタフェースカードをそれぞれのUPSに差し込み、サーバにインストールされたパワーモニターHにより、電源オンオフ時のタイムインターバルをセットします。専用の電源制御インタフェースのあるディスクアレイHITACHI AMSシリーズでは、処理終了信号が優先してディスクアレイの計画停止を実行します。1台のUPSで供給できないような大きな電源容量のシステムでも、電源シーケンスやスケジューリングがあたかも1台のUPSで供給するような手軽さで運用することができます。
サーバとディスクアレイにそれぞれ1台ずつUPSを接続し、なおかつUPSとサーバをシリアルケーブルで接続する場合に適用します。
サーバ用のUPSにSNMPカードとディスクインタフェースカードを挿入してマスターとし、ディスクアレイ用のUPSをサブとしてマスターと同様のインタフェースカードを挿入します。その上で、サーバにインストールされたパワーモニターHNにより、電源オンオフ時のタイムインターバルをセットします。専用の電源制御インタフェースのあるディスクアレイHITACHI HUSシリーズでは、処理終了信号が優先してディスクアレイの計画停止を実行します。1台のUPSで供給できないような大きな電源容量のシステムでも、電源シーケンスやスケジューリングがあたかも1台のUPSで供給するような手軽さで運用することができます。
サーバとディスクアレイにそれぞれ1台ずつUPSを接続し、なおかつサーバにシリアルポートがない場合等、UPSとサーバをシリアルケーブルで接続せずネットワークで接続する場合に適用します。
複数台サーバのグループシャットダウンを実現
シリアルポート経由グループシャットダウン
ネットワークを経由しないで、グループシャットダウンを行うには、UPSにシリアルポート拡張カードを搭載し、各サーバにパワーモニターHをインストールすることで可能になります。
(スケジュール運転はできません)
UPS1台に複数台(最大6台)のサーバをシリアルケーブルで接続する場合に適用します。
ネットワーク経由グループシャットダウン
マスターサーバにパワーモニターH、他のサーバにパワーモニターHクライアントをインストールすることにより、ネットワーク経由のグループシャットダウンができます。
(スケジュール運転可能)
サーバ同士が同一セグメント上のネットワークで接続されている環境下でUPS1台に複数台のサーバをし、なおかつマスターサーバのみはシリアルケーブルで接続する場合に適用します。
ネットワーク経由グループシャットダウン
UPSにSNMPカードを挿入し、サーバにパワーモニターHNをインストールすることにより、ネットワーク経由のグループシャットダウンができます。
(スケジュール運転可能)
UPS1台に複数台のサーバをシリアルケーブルで接続せずネットワークで接続する場合に適用します。
サーバにシリアルポートはありますか? | YES | NO | ||
---|---|---|---|---|
各サーバがネットワーク接続されていますか? | NO | YES | YES | |
必要なアイテム | UPS本体 | H-55-*** H-07-*** |
H-77-***□□R (*1) H-55-*** H-07-*** |
H-77-***□□S (*1) H-55-*** H-07-*** |
ソフトウェア | パワーモニターH (サーバ台数分) |
パワーモニターH×1 パワーモニターHクライアント (*2) |
パワーモニターHN (サーバ台数分) (*3) |
|
インタフェースカード | H-07-RSD (*4) |
− | H-UB-ETN (*5) | |
インタフェースケーブル | (パワーモニターHに標準添付) | (パワーモニターHに標準添付) | − |
信頼性の高い電源システムの実現
片系統の電源系統に障害が発生しても、他の系統の電源が正常であれば、1台のサーバとストレージを継続的に運転できる、信頼性の高い電源システムで、タイミングコントロールも可能です。
各サーバにパワーモニターHをインストールすることで可能になります。
UPSとサーバをシリアルケーブルで接続し、ディスクアレイの電源が二重化されている場合に適用します。
片系統の電源系統に障害が発生しても、他の系統の電源が正常であれば、1台のサーバとストレージを継続的に運転できる、信頼性の高い電源システムです。タイミングコントロールも可能です。
UPSにSNMPカードを挿入し、サーバにパワーモニターHNをインストールすることで可能になります。
サーバにシリアルポートがない場合等、UPSとサーバをシリアルケーブルで接続せずネットワークで接続し、ディスクアレイの電源が二重化されている場合に適用します。
サーバにシリアルポートはありますか? | YES | NO | |||
---|---|---|---|---|---|
周辺機器にHitachi HUSシリーズを使用しますか? | YES | NO | 「2台のサーバと共有するストレージを2台のUPSでサポートする(クラスタ構成) (2)」を御参照ください。 | ||
必要なアイテム | マスター1UPS | UPS本体 | H-55-*** H-07-*** |
H-77-***□□R (*1) H-55-*** H-07-*** |
|
ソフトウェア | パワーモニターH | パワーモニターH | |||
インタフェースカード | H-55-DFE | − | |||
インタフェースケーブル (シリアル) |
(パワーモニターHに標準添付) | (パワーモニターHに標準添付) | |||
インタフェースケーブル (Hitachi AMSシリーズコントロール) |
H-07-CDB-J | − | |||
マスター2UPS | UPS本体 | H-55-*** H-07-*** |
H-77-***□□R (*1) H-55-*** H-07-*** |
||
ソフトウェア | パワーモニターH | パワーモニターH | |||
インタフェースカード | H-55-DFE | − | |||
インタフェースケーブル (シリアル) |
(パワーモニターHに標準添付) | (パワーモニターHに標準添付) | |||
インタフェースケーブル (Hitachi AMSシリーズコントロール) |
H-07-CDB-J | − |
サーバにシリアルポートはありますか? | NO | |||
---|---|---|---|---|
周辺機器にHitachi AMSシリーズを使用しますか? | YES | NO | ||
必要なアイテム | マスター1UPS | UPS本体 | H-55-*** H-07-*** |
H-77-***□□S (*1) H-55-*** H-07-*** |
ソフトウェア | パワーモニターHN | パワーモニターHN | ||
インタフェースカード | H-UB-EDE | H-UB-ETN (*3) | ||
インタフェースケーブル (シリアル) |
− | − | ||
インタフェースケーブル (Hitachi AMSシリーズコントロール) |
H-07-CDB-J | − | ||
マスター2UPS | UPS本体 | H-55-*** H-07-*** |
H-77-***□□S (*1) H-55-*** H-07-*** |
|
ソフトウェア | パワーモニターHN | パワーモニターHN | ||
インタフェースカード | H-UB-EDE | H-UB-ETN (*3) | ||
インタフェースケーブル (シリアル) |
− | − | ||
インタフェースケーブル (Hitachi AMSシリーズコントロール) |
H-07-CDB-J | − |
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