ページの本文へ

Hitachi

日立インダストリアルプロダクツ新卒採用

仲間と協力し合い ながら製品力、技術力、 人間力を高め 自分の夢を 実現させたい。 仲間と協力し合いながら 製品力、技術力、 人間力を高め 自分の夢を実現させたい。

入社11年目
稲垣 規一
Kiichi Inagaki

機械システム事業部 気体機システム部 本体設計グループ

2009年入社 農学部森林環境科学科

学生時代に打ち込んでいたこと

12カ国の学生が集まる国際キャンプの企画・運営に携わったり、学生ビジネスコンテストに参加して新ビジネスの立案とプレゼンを行いました。アルバイトにも打ち込み、塾講師やコンビニ、レストランなど幅広い仕事を経験することで、社会人になるための基礎を学びました。どの活動も視野を広げるために役立ち、やって良かったと思っています。

入社の決め手

小学校2年の時、あるテレビ番組を見て、将来は砂漠の緑化に関わりたいと強く思いました。卒業論文のテーマも砂漠の緑化で、実際に中国奥地の砂漠に行って研究しました。学生時代は農学的な観点で砂漠に触れていたのですが、社会人になったら工学的アプローチでより具体的に緑化に携わりたいと考えていました。そんな時、エジプトの砂漠に街を作った当社のポンプ事業プロジェクトを知り、自分もこうした大きなプロジェクトを立ち上げ、マネジメントして完成させたいと考え、志望しました。

キャリアステップ1

入社1年目
配属
社会・産業システム事業本部 土浦事業所 品質保証部 ポンプシステム品質保証課
役職
研修員
仕事内容
ポンプシステムの工場内検査・出荷後据付検査

希望どおり、ポンプシステムの品質保証課に配属されました。将来プロジェクトマネジメントを行うためには、製品と現場を知り、お客さまと関わることでビジネス全体を見通す視点を身につけたいと思ったからです。農学部出身のため工学的な知識は一切なく、何も分からない中、先輩に聞きながら一つひとつ覚えていきました。そんな「ゼロから学びたい」という姿勢が認められ、先輩方も丁寧に教えてくださり、歓迎してもらえたと感じています。

キャリアステップ2

入社2年目
配属
社会・産業システム事業本部 土浦事業所 品質保証部 ポンプシステム品質保証課
役職
研修員
仕事内容
ポンプシステムの海外据付検査・不具合調査
海外出張時の様子

先輩に同行して初めて海外出張に行きました。行き先はエジプトだったのですが、英語が十分に通じない現地スタッフに対して、先輩がジェスチャーを交えた非言語コミュニケーションと胆力で自分の意図をしっかりと伝えているさまを目の当たりにし、英語力=海外でのコミュニケーション力ではないことを学びました。出張前に、別の先輩から「現地で君は会社の代表と見なされる。キャリアの長さは顧客にとって関係ない。事前準備をしっかりと行い、現地では堂々と、誠実にふるまうように」というアドバイスをいただきました。この言葉を今でも大事にし、どんなときでも逃げたり、言い訳したりしないようにしています。

取材中の様子 取材中の様子

キャリアステップ3

入社3年目
配属
社会・産業システム事業本部 土浦事業所 生産統括本部 製造部 ポンプ・送風機課 ポンプ試験係
役職
企画員
仕事内容
海外向けポンプシステムの工場内検査・出荷後据付検査・購入品出荷前検査

米国・カリフォルニア州のポンプ場で納入前試運転を担当しました。すでに3台の据付工事が完了しており、最後の4台目の担当でした。最初の1週間は先輩と一緒でしたが、残りの1カ月を一人でやり切りました。計装、土木、機械のスタッフとやりとりしながら、運転に支障が生じないかを徹底的にチェックしました。非常に大きなプロジェクトでプレッシャーもありましたが、これまで培った胆力・度胸で無事試運転を完了させることができました。この実績から多くの海外案件を任されるようになり、さまざまな国を訪問し、お客さまや設計、サプライヤーの方々とも対等に議論できるようになりました。当社には若手に積極的に重要な仕事を任せる風土があり、3年目に大きなプロジェクトにアサインされるケースが多いようです。

キャリアステップ4

入社4年目
配属
機械システム事業部 土浦事業所 生産統括本部 製造部 ポンプ課 試験係
役職
企画員
仕事内容
若手海外派遣プログラムにより、ベトナム 環境省のインターンシップに参加

経済産業省のプロジェクトである国際インターンシップに当社の推薦で参加し、半年間ベトナム環境省に派遣されました。ベトナムを派遣先として選んだのは、発展著しいベトナムの熱気と力強さを肌で感じたいと思ったからです。インターンとしての業務のかたわら、ベトナムのさまざまな場所を訪問し、投資の可能性を調査しました。人情を大事にするベトナムの人々の温かさと強いチャレンジ精神が印象に残っています。同じプロジェクトに派遣された仲間との交流も含めて、とてもいい経験になりました。

社員のイメージ画像 社員のイメージ画像

キャリアステップ5

入社6年目
配属
インフラシステム社 土浦事業所 気体機技術本部 気体機設計部 圧縮機設計グループ
役職
企画員
仕事内容
遠心圧縮機システム計画・プロジェクトマネジメント

5年間担当していたポンプの検査・品質保証から、遠心圧縮機という製品・業務が異なる部署へ異動になりました。入社当初のようにまた一から学ぶことになり、これまでの部署とは風土も異なる中で、いきなり大きな仕事を任されて目が回るような毎日を過ごしました。製品知識を学びながら必死に業務を遂行するかたわら、時間を捻出して業務改善に取り組みました。私たちはプロジェクトごとに図面をはじめ膨大な数のドキュメントを取り扱います。しかし当時はそうしたドキュメントファイルを効率的に検索し、閲覧する仕組みがありませんでした。そこでファイルを管理するシステムを構築し、すぐに必要なドキュメントを閲覧できるようにしました。この取り組みが、後に続く改革プロジェクトのきっかけとなり、私は業務改善をリードする立場になりました。

キャリアステップ6

入社8年目
配属
インダストリアルプロダクツビジネスユニット 機械システム事業部 VEC推進室
役職
技師
仕事内容
設計改革

VEC(Value Engineering for Customers)推進室に異動し、2つの仕事を担当しました。一つは入社6年目に作ったドキュメント管理のシステムを部門全体、工場全体で利用できるシステムに発展させること。もう一つは部品を構成するモジュールを組み合わせることで設計を効率化するツールの開発でした。私はリーダーとしてツールの立ち上げを行いましたが、なかなか順調には進まず、常に課題が山積みでした。しかし、協力者、担当者とともに根気強く立ち向かい、妥協することなく開発を続けた結果、ようやくユーザーである設計者に受け入れられるようになりました。成功の鍵となったのは、ユーザー目線に立って開発を進めてきたこと、そして一度たりとも逃げずに徹底的に可能性を探ってきたことだと思っています。

社員のイメージ画像 社員のイメージ画像

キャリアステップ7

入社10年目
配属
インダストリアルプロダクツビジネスユニット 機械システム事業部 気体機システム部 本体設計グループ
役職
技師
仕事内容
設計改革・製品標準化・小配管システム計画

設計改革ツールの開発を継続しながら、遠心圧縮機本体とそれに関わる機器の標準化、さらには小配管システム計画グループの取り纏めを担当しています。私自身が経験したことのない業務を担当する部下を複数名受け持つことになり、さらに未経験の仕事を兼務することになったため、どのように自分の役割を果たすべきか最初は悩みました。しかし、自分の経験や考え方に他の人からもらった情報を取り入れ、自分独自の視点を示すことで乗り越えました。製品としての合理性など「あるべき姿」を部下と共有するように心がけています。そうした共有ができれば、進むべき道筋はプロフェッショナルである彼らが見つけてくれると信じています。

今後のキャリアプラン

私は就職にあたって、30年後までの道筋を幾通りも考えました。現在の業務は一見すると入社当初の夢や想いからは離れているように思えますが、私自身はすべてがつながっていると考えています。入社時に夢見た大プロジェクトの立ち上げと遂行に向けて、今後も継続して以下の3つに取り組みたいと考えています。1つは製品力の強化。誰でも、素早く、間違えずに設計できるように、設計改革を継続します。次に仲間を集めること。会社は1人ではできない事業を成し得る場です。いろいろな考え方・能力の人と強固な関係を築いていきたい。最後に自分自身のレベルアップ。先の見えない世の中で先頭を走るには、総合力が不可欠です。さまざまな「人間力」を養い、仲間たちを導けるような存在になって、自分の夢を叶えたいと思います。

ENTRY
PAGE TOP