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日立インダストリアルプロダクツ新卒採用

経営側と現場をつなぎ、 社員一人ひとりの 健康と幸せを守る。 経営側と現場をつなぎ、 社員一人ひとりの 健康と幸せを守る。

大浦 茜
Akane Oura

経営サポート本部 人事総務本部
人事企画部 労政処遇グループ / 2018年入社

英文学科 卒

入社の決め手

私が日立製作所(当時)にひかれた理由は3つあります。1つは、世の中の課題を解決し、よりよい社会の実現に向けた事業を推進している点です。2つ目は、世界的に事業を展開しており、海外で活躍できる機会を得られる可能性があること。3つ目は、基本的に職種転換がないことから、人事のスペシャリストをめざせると考えたからです。OG訪問で出会った先輩方が生き生きと仕事をしている姿も入社を後押ししてくれました。

いまの仕事について

労働基準法を遵守しながら、 より働きやすい環境を作る。 労働基準法を遵守しながら、 より働きやすい環境を作る。

入社1年目から「人事職」に携わっています。一般的に「人事」に対して抱くイメージには、人財採用や人事異動などがあるかと思います。しかし人事の役割はそれだけではなく、人材の育成や開発など幅広く、その中で私はさまざまな取り組みを通じて経営と社員をつなぐ「労務」として日々仕事をしています。
労務のミッションは、社員の皆さんの健康と安全を守りながら、より生き生きと働ける環境を作ることです。このミッション推進のために、私は大きく3つの仕事を担っています。1つ目は、「社員の労働時間の管理」です。社員一人ひとりの労働状況から労働基準法で定められた労働時間が守られているかを確認し、労働時間が増えている場合は部門長に仕事量の調整を相談します。また、月に1回程度、各部門長と連携しながら、有給休暇の取得を促すほか、ワーク・ライフ・バランスの実現と生産性の向上を両立できるような施策の立案・実行なども担っています。
2つ目は、管理職以外の従業員によって組織される「労働組合の対応」です。たとえば、労働組合から賃金や労働条件の改善などの要求があった場合、人事は労働組合と経営側の意見を聞き、会社側の窓口として交渉にあたります。労働組合との情報交換や議論のための会議を毎月開催するほか、よりよい労使関係(労働者と経営者の関係)の構築をめざして、労働組合の方々とこまめに連絡を取るようにしています。
3つ目は、製造現場で働く方々の声を聞くための調査「従業員サーベイの立案・実施」です。社員が会社に信頼を抱き、自分の仕事に誇りを持って結果を出そうと自律的に取り組めるようになるための「エンゲージメント」を上げることをめざし、調査の結果をどう活用するかを現場のマネージャーと話し合いながら進めています。

社員のイメージ画像 社員のイメージ画像

この仕事の魅力

現場の皆さんからの「ありがとう」が 仕事のモチベーションに。 現場の皆さんからの 「ありがとう」が 仕事のモチベーションに。

人事として、現場で働く方々と経営者の双方に近い仕事に携われることがこの仕事の魅力だと感じます。2019年に「日立インダストリアルプロダクツ」として分社化してからは、経営側との距離が近くなり、よりダイレクトに双方と関われるようになりました。また、私のような若手でも組織をよりよい方向へ導く施策を企画・実行するなどのインパクトの大きい仕事も任されるようになり、「一人事担当者」の裁量が大きくなったと実感します。
私は日々仕事をするうえで、「目の前のひとりの従業員を幸せにしたい」という思いが根底にあります。この思いは、私が人事を志すきっかけとなったカナダへの留学経験からきています。学生時代に多様性を学ぶために訪れたカナダで、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちが、互いに助け合いながら生き生きと働いている姿を目にしました。その姿に感銘を受け、「日本でも、多様な人々が活躍できる環境を作りたい」と思ったのです。
自分が関わった仕事で社員の皆さんから「当社で働いてよかった」「今日も1日楽しく仕事ができた」と少しでも思ってもらえたらうれしいし、日々のやりとりの中で「ありがとう」と感謝されると、仕事のモチベーションになります。

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仕事を通じて成長したこと

日々の仕事の積み重ねが、 人事としての信頼につながった。 日々の仕事の積み重ねが、 人事としての 信頼につながった。

入社4年目になり、現場で働く皆さんやマネージャーから質問や相談が来るなど人事担当者として信頼を得られるようになったことに成長を感じます。労務の仕事は、アンケートの実施や労働時間の管理など、どちらかというと地味な仕事です。しかし、目の前の業務に丁寧に取り組むなど日々の積み重ねを大事にしてきた結果、業務の幅が広がり、信頼にもつながったのだと思います。
これまでの仕事でとくに印象に残っているのが、初めてプロジェクトリーダーとして担当した、製造現場の社員を対象とした「従業員サーベイ」です。当社としてこのような取り組みをするのは初めてで、現場のマネージャーからは実施に消極的な声も上がりました。しかし、よりよい職場環境を実現するためには、現状の把握が必須です。マネージャーには、サーベイの意義や実施のメリットを丁寧に伝えて理解してもらいました。そして、サーベイの結果を元に、経営側と製造現場のマネージャーが言いづらいことも含め、お互いが心を開いて話し合うことができました。変化の激しい市場環境の中で当社が生き残っていくために、双方が同じ方向性を向けたことが最大の収穫です。経営側からは「サーベイを実施してよかった」との声をいただき、現場でも職場環境をより良くするために何ができるか考えていただけるようになりました。従業員サーベイをきっかけにこのような場を作れたことは、人事として大きな役割を果たせたように思います。

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日立インダストリアルプロダクツの魅力

魅力的な上司や先輩の元で、 人事のスペシャリストをめざすことができる。 魅力的な上司や先輩の元で、 人事のスペシャリストを めざすことができる。

創業当時から受け継がれてきた「日立のモノづくり」に触れられることが、当社で働く魅力のひとつだと感じます。当社は社会のインフラを支える製品を作っているため、世の中の人々の暮らしに関わる課題を解決し、これから先の社会に広く良いインパクトを与えることができます。日立の創業時から、「人から人へと」受け継がれてきた技術や技能を、いかに次世代へと受け継いでいくか。それを考えるのは、人事としての課題でもあります。
当社の人事には、独学や大学院への進学など、それぞれの方法で人事の道を究めようとするスペシャリストが多いことも特徴です。上司や先輩には魅力的な方がいて、仕事の指針となるようなアドバイスを受ける機会も多いです。私が仕事で失敗をしたときも、頭ごなしに怒るようなことはせず、ミスの原因を一緒に考えたり、再発防止に視点を置いた助言をいただける点もありがたいです。
また、日立の人事職は、日立製作所や他のグループ会社との交流の機会が多く、人事として成長し続けられる環境である点も魅力です。世界中の日立グループの人事が集まって意見交換をする「Global HR Conference」や、人事の若手が集まって学び合う勉強会にも参加し、よい刺激を受けています。
現在は労務のスキルを身につけている最中ですが、ゆくゆくは人事のスペシャリストになるために採用や従業員のキャリア育成などにも携わりたいです。将来的には、入社前からの目標であるグローバルな環境への挑戦も視野に入れています。
「変化が激しい今日の世界において、その場にとどまるには、全力で走り続けなければならない」。上司に言われたこの言葉を胸に、これからも学び続けていこうと思います。

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